言挙げ 主な言挙げの歴史 近世(江戸時代)

 

 

l 山崎闇斎(やまざき あんさい)

 

o 儒学者として仏教に対抗し、神道と儒教との融合を積極的に推進、垂加神道(すいかしんとう、しでますしんとう)を提唱、神と人間の関係を儒教的な君臣関係に捉え直した。

 

l 平田篤胤(ひらた あつたね)

 

o 禁書だったキリスト教関係の書を読み、創造神の概念を神道に導入した。『古事記』の解釈にあたり、「造化」(創造)の神として天之御中主神(あめのみなかぬしのかみ)を重視し、同時にスサノオ黄泉の国に行った際に遭った大国主命を幽界(ゆうかい。黄泉の国)の支配者と解釈した。世界はこの「幽界」と現実世界とによって構成されていると考え、「顕界」(げんかい。現実世界)を支配する者としての天皇という概念を創出した。この発想は明治維新の理論的基盤となり、近代初期においては大国主命を祀る出雲派を台頭させた。