拍手(神道) 備考
· 持統紀に、即位した新天皇に群臣が拝礼と拍手をした記載があり、初めて天皇を神に見立てる儀礼として即位式に柏手が取り入れられ、定例化したとされる。
· 奈良時代では、天皇の即位宣命が読み上げられた後、参列した百官が拍手で応えたことが、『内裏儀式』元旦受群臣朝賀式にあるが、跪(ひざまず)いて32回も手を打つという形式であり、現代の立って行う形式とは異なった。また、『日本後紀』延暦18年(799年)条の元日朝賀で、渤海使(ぼっかいし)が参列していたため、天皇を四度拝むのを二度に減らし、拍手もしなかったとされ、このことからも日本独自の作法という点が強く、平安時代に入ると、中国風に変更し、拍手も打たなくなった。
· 「天の逆手」(あまのさかて)といって、人を呪う際にも拍手は打たれており、『古事記』『伊勢物語』に記述がみられる呪術の一つである。所作については不明だが、願いを成就させる為の行いという意味では、天の逆手も神に対する拍手も同じである。
· 『古事記』の記述として、一言主(ひとことぬし)は雄略天皇の献上品に対し、お礼の手打ち=拍手をしたと記され、神自身も礼作法として拍手を行う描写がされている。
· 現代の建立で四拍手の神社として、空気神社(くうきじんじゃ)がある。