神葬祭 流れ ②
枕直しの儀(まくらなおしのぎ)
神葬祭の最初の儀式。神棚・祖霊舎に故人の死を報告する。この後、神棚の前に白い和紙を下げる(神棚封じという。五十日祭で封じを解く)。遺体には白の小袖を着せて通常北枕に寝かせ、枕元に守り刀を置く。前面には祭壇を設け、米・酒・塩・水、故人が生前好んだもの等を供える。
納棺の儀(のうかんのぎ)
遺体を棺に納める儀式。蓋をして白い布で棺を覆った後、全員で拝礼する。蓋をする前に、榊の葉に水をつけて口を湿らせる末期の水の行事を行うところもある。
· このときに仏教でいう「経帷子(きょうかたびら)」に相当する「神衣」(かんみそ)と呼ばれる狩衣(かりぎぬ。男性の場合)もしくは小袿(こうちき。女性の場合)をかたどった形の白い衣装を着せ、男性なら笏(しゃく)を持たせて烏帽子を被せ・女性なら扇を持たせて「神様の形」を作ることになる。なお、遺体は硬直やそうでなくても最近はドライアイスなどで固まっている場合がある。その際は衣装は被せるだけ、烏帽子は枕元に入れるだけのことが多い。生まれた時の産湯に相対する死後の湯罐(ゆかん)をしてから着せる場合は柔らかくなるので何も問題はない。
通夜祭(つやさい)および遷霊祭(せんれいさい)
通夜祭とは仏式の通夜に当たるものである。遷霊祭とは、故人の霊を霊璽に遷し留める儀式。神職が祭詞(まつりごと)を奏上し、遺族は玉串を奉って拝礼する。 遷霊祭は「御魂移しの儀」を執り行い、夜を象徴して部屋を暗くし、神職により遺体から霊璽(れいじ)へ魂が移される。この際、微音で警蹕(けいひつ)が行われ(太鼓が入る場合もある)る様子が怪談映画などの「ひゅ~どろどろどろ」といった効果音の原型となっている。