一之宮貫前神社 境内 建造物

 

本殿、拝殿、楼門、回廊は、江戸幕府第3代将軍徳川家光による寛永12年(1635年)の造営。元禄11年(1698年)、第5代綱吉による大規模な修理で極彩色の漆が塗られ、現在の華麗な造りとなった。いずれも国の重要文化財に指定されている。

 

· 本殿 

単層2階建てで「貫前造」と呼ばれる独特な造りである。また、内部は2階構造になっていて上段に神座が据えられ、稲含山(いなふくみやま)に向けて「雷神小窓」が設けられている。

 

 

· 勅使門(不明門(あかずのもん)) 

朱雀天皇の代(930年-946年)に勅使参向の際に設けられた。普段は開門されず、1年に3回、春・秋の御戸開祭と流鏑馬神事の時に開かれる。

 

 

· 勅額鳥居 

名前は清和天皇筆の額が掲げられていたことに由来する。一ノ宮大字田島にあったが、寛永12年に現在の勅使門裏手に移築した。現在は有栖川宮幟仁(ありすがわのみや たかひと)親王の額が掲げられている。

 

 

· 銅製燈籠 

総門前両脇に立つ。慶応元年の作で、市指定文化財。

 

 

· 経蔵址 

経蔵の建立年代は不明であるが、明治時代の廃仏毀釈で所蔵の諸経典・仏像とともに破却された。現在は礎石が残っている。

 

 

· 三重塔礎石 

宝物殿裏手に所在。当社には三重塔のほか諸堂が建っていたが、天保12年(1841年)焼失した。以後再建されず礎石が残っている。