盟神探湯 その他

 

l 神判としての盟神探湯の歴史が終わると、この言葉は神前に拝する時に身を清めるために沸かす湯の意味となった。釜で沸かした熱湯を笹の葉などで参拝者にかける湯立、湯起請などの神事は、この意味の盟神探湯に由来するものである。

 

l 中国の史書である『隋書(ずいしょ)東夷伝(とういでん)倭国の条にも、倭国の風俗の一つとして盟神探湯のことが記載されている。古代から倭国の風俗として、朝鮮半島や中国大陸の間で認知されていたことが分かる。

 

l アイヌ民族の間でも「サイモン」と呼ばれる盟神探湯が行われていた。方式は日本本土とほぼ同じである。

 

l 類似の方法は日本に限らず、ヨーロッパなどの神明裁判でも行われた。

 

l ゾロアスター教最後の審判は、地上に世界の誕生以来の死者が全員復活し、そこに天から彗星が降ってきて、世界中のすべての鉱物が熔解し、復活した死者たちを飲み込み、義者は全く熱さを感じないが、不義者は苦悶に泣き叫ぶことになる。一説には、これが三日間続き、不義者の罪も浄化されて、全員が理想世界に生まれ変わるとされる。別の説では、この結果、悪人(不義者)は地獄で、善人(義人)は天国で永遠に過ごすことになるとされる。