鳴釜神事(なるかましんじ)

 

鳴釜神事(なるかましんじ)は、釜の上に蒸篭(せいろ)を置いてその中におを入れ、蓋を乗せた状態でを焚いた時に鳴る音の強弱・長短等で吉凶を占う神事吉備津の釜 、御釜祓い釜占い、等ともいう。元々吉備国で発生したと考えられる神事。一般に、強く長く鳴るほど良いとされる。原則的に、音を聞いた者が、各人で判断する。女装した神官が行う場合があるが、盟神探湯(くかたち、くがたち)湯立(ゆだて/ゆだち)等と同じく、最初は、巫女が行っていた可能性が高い。

 

 

現在でも一部の神社の祭典時や修験道の行者、伏見稲荷の稲荷講社の指導者などが鳴釜神事を行う姿が見られる。

 

 

いつの頃から始まったかは不明。古くは宮中でも行われたという。吉備津神社(きびつじんじゃ)の伝説では、古代からあったとする。また、初期古墳上に見られ、埴輪の起源とされる特殊器台形土器は、この御釜と関係があるのではとの説もある。