大嘗祭(だいじょうさい)

 

大嘗祭(だいじょうさい)は、天皇即位の礼の後、初めて行う新嘗祭(にいなめさい/にいなめのまつり/しんじょうさい)。大嘗祭は古くは「おほにへまつり」、「おほなめまつり」とも訓じたが、現在は「だいじょうさい」と音読みすることが多い。新嘗祭(にいなめさい)は毎年11月に、天皇が行う収穫祭で、その年の新穀を天皇が神に捧げ、天皇自らも食す祭儀であるが当初は「大嘗祭」とはこの新嘗祭の別名であった。後に、即位後初めての新嘗祭を一世一度行われる祭として、大規模に執り行うこととなり、律令ではこれを「践祚大嘗祭(せんそだいじょうさい)とよび、通常の大嘗祭(=新嘗祭)と区別したものである。