招魂祭 中国の道教

 

道教では死者に対しても招魂祭を行う。但し、復活の儀式ではない。たとえば紀元前の戦国時代の『楚辞(そじ)には宋玉(そうぎょく)の「招魂篇」では罪なく奸人に追われて死んだ屈原(くつげん)を偲び、その魂の離散を恐れ、呼び戻す為に行われている。『楚辞』九歌の「国殤」(こくしょう)には「身既に死して神以て霊・魂魄毅として鬼雄となる」とある。現在でも死んでから1~3年後に常設の「神主(しんしゅ)」(儒教でも用いる。仏教の位牌にあたるもの。)に名前を記し、新たな先祖として祀る。すると、一種の鬼でありつつ、子孫の幸福・安全を守る先祖となるとされる。