氣比神宮 境内 土公(どこう)
境内から天筒山(てづつやま)の方角の敦賀北小学校校庭には「土公(どこう)」と称される小丘がある。「土公」とは陰陽道における神の名である。土公は神宮の聖地とされており、周囲には卵形の石が八角形にめぐらされている。社伝では、気比神はこの土公に降臨したといい、大宝2年(702年)の社殿造営以前は土公を神籬(ひもろぎ)として祭祀が行われたとする。また社殿造営後も土公は古殿地として護られたとも、最澄・空海は当地で7日7夜の祈祷を行なったとも伝える。
この土公は聖別されているため、調査が行われておらず詳細は明らかでない。社伝に見える説のほかに、古墳とする説や経塚とする説がある。