三島神社 祭神
祭神は大山祇神社系のものでは大山祇神(おおやまつみのかみ)である。三嶋大社系のものは大山祇神または事代主神(ことしろぬしのかみ)のどちらか、あるいは両神を祀ることが多い。以前は三嶋大社も大山祇神を主祭神としていたが、平田篤胤(ひらた あつたね)の説に従って明治時代に大山祇神から事代主神に変更し、昭和時代に大山祇神・事代主神二神同座に改めるという変遷をたどっており、祭神に混乱が生じている。
この二社は、三嶋大社が大山祇神社の分社ともされるように同一視することもあれば、三嶋大社の祭神が事代主神に変更されたように無関係とすることもある。
これ以外の神としては、大山祇神の妃神である伊古奈比咩神(いこなひめのかみ)や御子神の木花開耶姫神(このはなさくやびめのかみ)・磐長姫命(いわながひめのかみ)を配祀していることもあるほか、大山咋神(おおやまくいのかみ)や宗像三女神(むなかたさんにょしん)を主祭神とする三島神社もある。