出雲大神宮 境内 山麓
本殿は室町時代前期、足利尊氏による元徳(げんとく)年間または貞和元年(1345年)の改修と伝える。三間社流造(ながれづくり)で、前室を有し、屋根は檜皮葺である。装飾は蟇股(かえるまた)・手挟(たばさみ)程度にとどめたうえ、太い木割を使用した豪壮な社殿になる。国の重要文化財に指定されている。
拝殿は入母屋造妻入、檜皮葺で舞殿形式。明治11年(1878年)造営。
境内には「真名井の水」と呼ばれる湧き水がある。マグマの接触変成岩層から湧き出している。古来より御神水と崇められてきたという。