出雲教 概要
天穂日命の子孫である出雲国造北島家に伝わる祭祀の道に従い、出雲大社に祀られる大国主大神の御神徳を世に広めることを主たる目的とする神道教団である。天穂日命を教祖として、初代教長は第76代国造・北島脩孝(きたじま ながのり)であり、以降、出雲国造北島家の当主が教長を継いでおり、現在第80代国造・北島建孝(きたじま たけのり)である。
第76代国造・北島脩孝は、1871年(明治4年)の太政官布告により官幣大社に列格された出雲大社の少宮司に任ぜられたが、1882年(明治15年)に神官の教導職兼帯が禁じられたのを受け、少宮司を辞任して、内務省の承認を経て、出雲大社の崇敬講として「出雲北島教会」を設立した。翌年、神道事務局(後の神道大教)に所属して、名称を「神道出雲教会」とし、1885年(明治18年)に「神道出雲教」と改めた。その後、1952年(昭和27年)に宗教法人法に基づき宗教法人「出雲教」と改称して現在に至る。
出雲教は幽事を司られる大国主大神様にお仕えしお祀りするという出雲大社創建の精神を基として、出雲大社という神社と、その御神徳を広める教団としての出雲教を区別して、出雲大社をお護りしている。また、出雲教は、千家家の主宰する出雲大社教と同様に、出雲信仰を基盤として島根県をはじめ中国地方を中心に全国各地に分院・教会・宣教所が広がっている。