香取神宮 境内 社殿 ②

 

 

楼門は、元禄13年(1700年)の造営。三間一戸で、入母屋造。屋根は現在銅板葺であるが、当初は栩葺(とちぶき)であった。純和様の様式であり、壁や柱は丹塗である。楼門内にある随身像は俗に「左大臣・右大臣」と称されるが、正面向かって右像は武内宿禰(たけしうちのすくね/たけうちのすくね/たけのうちのすくね)、左像は藤原鎌足と伝えられている。また、楼上の額は東郷平八郎の筆である。この楼門は、神宮のシンボル的な建物に位置づけられている。

 

 

祈祷殿旧拝殿)は、元禄13年(1700年)の造営。拝殿として造営・使用されていたが、昭和の大修築に伴って南東に移築され、昭和59年(1984年)にさらに西へ1.5メートルほど移動された。間口五間、奥行三間で、入母屋造である。屋根は現在銅板葺であるが、当初は栩葺(とちぶき)で昭和40年(1965年)に改められた。壁や柱は丹塗である。拝殿としては比較的大規模なもので、彫刻等の随所に造営時の様式が示されている。

 

 

上記のほか、神庫(ほくら)は明治42年(1909年)の造営で、木造の校倉造(あぜくらづくり)(香取市指定文化財)。神徳館(しんとくかん)は昭和36年(1961年)の造営で、旧大宮司邸跡に立つ。その門(勅使門)は旧大宮司邸の表門の転用で、天明(てんめい)元年(1781年)の造営、茅葺(香取市指定文化財)。また、北東に立つ香雲閣(かうんかく)は、明治29年(1896年)の造営(国の登録有形文化財)。