鹿島神宮 考証 祭神・祭祀氏族について ①
鹿島神宮の祭祀氏族としては、中臣氏が知られている。史書に見える頃からすでに中臣氏が活躍を見せており、中臣氏から出た藤原氏も氏神として神宮を崇敬した。中臣氏が神宮を管掌するようになったのは、朝廷の東国経営強化の要請から中央祭祀を司る中臣氏が祀官を再編したためとも、原始祭祀氏族の没落によるためともいわれる。その掌握時期についても、藤原鎌足(614年-669年)の常陸国封戸獲得の時点とする説、中臣鹿島賜姓の時点(746年)とする説がある。中臣氏掌握以前の祭祀氏族に関しては、次の説がある。