鹿島神宮 年間祭事 祭頭祭(さいとうさい)
「さいとうさい」。3月9日、大祭。
天武天皇の頃に始まると伝え、防人(さきもり)が鹿島立(かしまだち)をする際の姿を再現したものであるという。祭は神宮の南北66郷(現在は北郷24、南郷26)から卜定で選ばれた2郷が神宮に奉仕を行う。5歳位の新発意(しぼち)を先頭に立てた色鮮やかな集団により、神前まで祭頭ばやしが行われる。祭は国の選択無形民俗文化財に選択されている。
なお、鹿島神宮の祭祀は古くは伊勢神宮同様に庭上祭祀であり、明治以降に殿上祭祀に改められている。