諏訪大社 祭事 下社 御舟祭(おふねまつり)
下社の例大祭で、8月1日に催される。神体を舟(柴舟。しばふね)に乗せて春宮から秋宮へ遷座する祭。舟は南北朝時代に書かれた『諏訪大明神絵詞』(すわだいみょうじんえことば)には「鉾山」(ほこやま)と書いてあり、江戸時代から「御舟」と呼ばれるようになったとされる。舟の上には翁(おきな)、媼(おうな)とみられる人形が乗せられる。
なお、2月1日に開催される遷座祭は、秋宮から春宮への遷座であるが、あまり大きく行われない。諏訪地域は海から遠く、なぜ舟が出てくるのか不明である。「海の近くにいた神様が諏訪へ逃れた」という説や「健御名方神(たけみなかたのかみ)が妃神とともに諏訪の湖に舟を浮かべ周辺の作物の出来不出来を判じた」という説などがある。