諏訪大社 特徴 御柱

 

 

当社の社殿の周囲四隅には、御柱(おんばしら)と呼ぶ以下4本のモミ(樅)の柱が建てられている。 御柱は一から四の順に短く細くなり、上空から見た場合に時計回りに配置される。

 

· 一之御柱 - 社殿右手前

· 二之御柱 - 左手前

· 三之御柱 - 左奥

· 四之御柱 - 右奥

 

 

 

下社秋宮・春宮では御柱先端の御幣が正面(裏面は曳行により削れている)を向いているが、上社本宮・前宮では諏訪大社奥宮のある八ヶ岳(やつがたけ)の方向を向いている。諏訪地方では、大きい神社から小さい祠に至るまで、当社にならってこの御柱を設ける社が多い。御柱の由来は明らかでなく古来より説があるが、今日では神霊降臨の依り代説、聖地標示説、社殿建て替え代用説が検討の余地を残している。

 

 

諏訪大社の御柱はの年に建て替えられ(御柱祭)、全国の諏訪神社や関連社でも同様の祭(小宮祭)が行われる。『諏訪大明神画詞(すわだいみょうじんえことば)には平安時代初期の桓武天皇年間(781年-806年)に御柱祭実施の記載があり、その頃にはすでに御柱が設けられていたとされる。