雷神 民間伝承

 

菅原道真は死して天神(雷の神)になったと伝えられる。民間伝承では惧(おそ)れと親しみをこめて雷神を「雷さま」と呼ぶことが多い。雷さまは落ちては人のヘソをとると言い伝えられている。日本の子供はに腹を出していると「かみなりさまがへそを取りにくるよ」と周りの大人から脅かされる。

 

 

雷さまから逃れるための方法は、蚊帳に逃げ込む、桑原(くわばら:菅原道真の亡霊が雷さまとなり、都に被害をもたらしたが、道真の領地の桑原には雷が落ちなかったと言う伝承から由来)と唱える、などが伝えられる。

 

 

対になる存在としては風神(ふうじん)が挙げられる。