八坂神社 摂末社 御旅所(境外社)
· 四条御旅所 (しじょうおたびしょ。四条京極南側)
祇園祭の7月17日から24日に神輿三基が安置される。
祇園祭の期間以外は拝殿の東側は京土産を販売する「四条センター」として営業を行っている。2013年9月より店名を「Otabi Kyoto」に改名。
· 三条御供社(さんじょうごくうしゃ)
(又旅社、三条通黒門)
7月24日の還幸祭(かんこうさい)の折に神輿三基が安置される。
· 大政所御旅所旧跡 (おおまんどころおたびしょきゅうせき)
(烏丸通仏光寺下ル)
7月15日に長刀鉾の長刀が収められ、翌16日に神剣拝戴の儀が行なわれる。
古くは「大政所御旅所」と「少将井(しょうしょうのい)御旅所」があり、前者には素戔嗚尊(大政所)と八王子が神幸し、後者には櫛稲田姫命(少将井の宮、少将井天王)が神幸していたが、1591年(天正(てんしょう)19年)、豊臣秀吉の命によって四条京極の御旅所に統合された。大政所旧跡には小社が建てられ、現在でも毎年7月16日には長刀鉾(なぎなたほこ)の神剣拝戴(しんけんはいたい)の儀式が行われ、その周辺は大政所町といわれている。少将井御旅所の旧跡には天王社が建てられたが、1877年(明治10年)、京都御苑の宗像神社(むなかたじんじゃ)境内に遷された。現在では烏丸通竹屋町下ル付近に少将井、車屋町通夷川(えびすがわ)に少将井御旅町の地名が残されている。