滝祭神 祭祀
由貴大御饌(ゆきのおおみけ)の儀は、板垣の御門を開いて捧げられる。滝祭神に捧げられる御飯は、内宮・荒祭宮(あらまつりのみや)に供されるものと同じく、神宮神田(しんでん、かんだ)で栽培され、御稲御倉(みしねのみくら、ごとうのみくら)に奉納されたイネである。神嘗祭(かんなめさい)の折には、神嘗祭の祭儀の後、大直会(おおなおらい)を行い、続いて滝祭行事を行う。由貴大御饌・滝祭行事の終了後、直会が行われる。滝祭行事の後で行われる直会は、禰宜と宇治大内人(うじのおおうちんど)の2名だけが新米と新酒を飲食することが許され、重要な神事であったことが窺える。