鳥居 構造 材料
材料は木材(檜(ひのき)・杉など)で造られた「木鳥居」、石で造られた「石鳥居」、銅板で全体を葺いた鳥居を「銅鳥居・金鳥居(かなどりい)」などが一般的。銅鳥居は、「唐金(からかね)の鳥居」と呼び、江戸時代には浮世絵などに描かれている。
ただし、木製は土に触れていると腐り、さらにシロアリに食害されてしまうことも考えられる。木製の柱が土に触れている例がある。
佐賀県西松浦郡有田町にある陶山神社(すえやまじんじゃ)の鳥居は陶磁器製、京都府八幡市にある飛行神社(ひこうじんじゃ)の鳥居はジュラルミン製、秋田県八郎潟町(はちろうがたまち)にある副川神社(そえがわじんじゃ)の鳥居は塩化ビニル製である。その他にも鉄筋コンクリート製や鉄パイプ製のものなどがある。
氏子の負担を軽減させるため建て替え時には安価で耐久性にも優れた硬質塩化ビニール製の鳥居が選択されることも増えてきている。