神産み 日本書紀 ③



その後、伊弉諾尊は黄泉に入り、伊弉冉尊と話し合った。古事記と同様の展開があり、泉津醜女(よもつしこめ)や泉津日狭女(よもつひさめ)に追われて逃げ切り、古事記と同様に伊弉冉尊と絶縁を誓った。




その時伊弉諾尊が投げたものが以下の神となる。


· 杖:岐神(ふなと)


· 帯(おび):長道磐神(ながちは)


· 衣:煩神(わづらひ)


· 褌(はかま):開囓神(あきくひ)


· 履(くつ)道敷神(ちしき)


· 塞がっている岩を泉門塞之大神(よみどのおほかみ)またの名を道返大神(ちがへし)と言う。




その後、古事記と同様に禊に移り以下の神を生み出す。


· 身についた穢れを濯(すす)ごうとして、中の流れで濯いだ時生まれた神:


八十枉津日神(やそまがつひ)



· その枉を直そうとして生んだ神:


神直日神(かんなほび)と大直日神(おほなほび)



· 海の底に沈んで濯いだ時生まれた神:

底津少童命(そこわたつみ)と底筒男命(そこつつのを)



· 潮の中に潜って濯いだ時生まれた神:

中津少童命(なかわたつみ)と中筒男命(なかつつのを)



· 潮の上に浮いて濯いだ時生まれた神:

表津少童命(うわわたつみ)と表筒男命(うわつつのを)