起請文 南蛮誓詞(なんばんせいし)
江戸時代、幕府のキリスト教禁止令下で、棄教したキリシタン(転びキリシタン)は、日本の神仏に対する起請文(日本誓詞)だけではなく、キリスト教の神(デウス)や天使、聖人に対して棄教することを誓う起請文(南蛮誓詞)にも血判させられた(むしろ日本誓詞は用いられないこともあり、南蛮誓詞が主だった)。
棄教の意思を確認させる物として有名な物に踏み絵があるが、実際にはこれらの誓詞の方が重要で、幕末から明治初期に起こった浦上四番崩れ(うらかみよんばんくずれ)でも、踏み絵は一切用いられず南蛮誓詞に血判させている。