古神道 世界観 ②
l 神代・上代(かみよ・かみしろ)
- 現世における神の存在する場所を指す。日本神話の神武(じんむ)天皇までの、現世にも神が君臨した時代を指すときは上代もしくは神世(かみよ)である。
· 神体(しんたい)
- 古来からあり、神が常にいる場所や神そのものの体や、比較的大きい伝統的な神の宿る場所やもの。
o 神奈備(かんなび・かむなび・かみなび)
- 神名備・神南備・神名火・甘南備とも表記し、神が鎮座する山や神が隠れ住まう森を意味する。
§ 磐座(いわくら)
- 神が鎮座する岩や山。なお、磐境(いわさか)とは神域や常世との端境である岩や山を指す。
§ 神籬(ひもろぎ)
- 神が隠れ住む森や木々、または神域や常世との端境。現在では神社神道における儀式としての神の依り代となる枝葉のこと。
o 御霊代(みたましろ)依り代(よりしろ)
- 代(しろ)とは代わりであり、上記のほか神が一時的に降りる(宿る)憑依体としての森羅万象を対象とした場所や物を指す。
§ 巫(ふ・かんなぎ)
- 神降ろしのことで、神の依り代となる人(神の人への憑依)を指す。