伊勢の神宮における神饌 自給自足 土器


神宮で用いられる土器(かわらけ)はすべて明和町(めいわちょう)蓑村(みのむら)にある神宮土器調製所で作られる。この地には高天原(たかまがはら)から埴土(しょくど)を移した言い伝えが残され、また良質の粘土が採れるため、皇大神宮御鎮座当時からここで土器が作られてきた。土器は使われる度に土へ還され、その都度新しいものが用いられる。