神饌(しんせん) 


神饌(しんせん)とは、日本神社神棚に供える供物(くもつ)のこと。御饌(みけ)あるいは御贄(みにえ)とも呼ばれる。


一年の節目に行われる日本の祭は神事と祭礼から成りたち、神事の際にはその土地の人々が特別な恩恵を享受した食物を神饌として捧げ、神迎えを行ってきた。捧げられる神饌は主食の米に加え、酒、海の幸、山の幸、その季節に採れる旬の食物、地域の名産、祭神と所縁のあるものなどが選ばれ、儀式終了後に捧げたものを共に食することにより、神との一体感を持ち、加護と恩恵を得ようする「直会(なおらい)」とよばれる儀式が行われる。