神道 分類 ②
また、何に重きを置くかによって「祭り型」「教え型」という分け方も提唱されている。
· 祭り型神道(社人神道 - 儀礼を中心とする)
これは上記の「皇室神道」「神社神道」「民俗神道」等のことである。
· 教え型神道(学派神道 - 教学を中心とする)
o 神仏習合系
- 両部神道・山王一実神道など
o 神儒習合系
- 儒家(じゅか、じゅけ)神道・理学神道・伊勢神道(=度会神道)・垂加(すいか、しでます)神道など
o 家元神道
- 唯一神道(=吉田神道)など
o 復古神道 - 平田篤胤(ひらた あつたね)・大国隆正(おおくに たかまさ)ら
§ 国学系の教団
- 出雲大社教・神道修成派(しゅうせいは)など
§ 霊学(れいがく)系の教団
- 神道天行居(しんどうてんこうきょ)など
o その他の新興宗教
§ 山岳信仰系
- 実行教(じっこうきょう)・御嶽教(おんたけきょう)など
§ 霊示系(創唱宗教)
- 黒住教・金光教・天理教(正確には天理教は政府の弾圧を避けるために教派神道となり現在は諸派に分類されている)・大本(おおもと)など
§ 大本系新興宗教
- 生長の家・世界救世教・白光真宏会など
§ 救世教系新興宗教(所謂「手かざし」系)
- 世界真教文明教団・崇教真光・ス光光波世界神団・神慈秀明会など
以上のように分けられる。なお、陰陽道系の土御門神道は上記の家元神道の一つではあるが、教え型とも祭り型とも決められるものではない。