各国の賽銭 日本



参拝者は賽銭箱に金銭を投入した後、神社なら2拝2拍手1拝、寺院なら合掌し、目を閉じながら神仏への願い事やお礼を心の中で唱える。賽銭箱が存在していない地蔵神体の前にも、時おり参拝者によって賽銭が置かれることがある。博物館に展示されている仏像神像の前にも賽銭が置かれていることもあり、「賽銭をあげないでください」と注意書きしてある場合もある。



賽銭は願いを聞いてもらう対価ではないとする説もあり、日本書紀の「罪を素戔嗚尊(スサノオノミコト)に負わせ、贖罪(しょくざい)の品々を科して差し出させた」というところから自身の罪を金銭に託して祓うとする説(浄罪箱)と、賽銭箱に硬貨を入れる音で罪祓う(と同じ)とする説がある。