神道集 諸本
『神道集』は、現存・不明を含めて、二十本近い写本がある。それらは古本系統と流布本系統に分かれる。古本系統は、赤木文庫本(現 天理図書館蔵)、真福寺(しんぷくじ)本、天理図書館本など。流布本系統は東洋文庫本、旧豊宮崎文庫本・旧林崎文庫本(現 神宮文庫蔵)、静嘉堂文庫本、無窮会本、河野省三旧蔵仮名本(現 國學院大學蔵)など。最近確認されたものでは、天海旧蔵本(現 盛岡市願教寺(がんきょうじ)蔵)、国立歴史民俗博物館本(田中穣(たなか じょう)旧蔵)、同志社大学本がある。他に茨城県常福寺(じょうふくじ)、東京大学にもあったようである。また慶応三年豊後国東郡田染の八幡宮に、多くの神道関係の書籍が奉納されたが、その内に神道集があったそうである。