山王神道 研究史


山王神道に関する主要な文献のひとつとみなされる『山家要略記』は、菅原信海(すがわら しんかい)、野本覚成(のもと かくじょう)らによって原文が整理され、天海蔵とされる9巻の書が続天台宗全書『神道1』(春秋社、1999年)に収録された。だが、その後、『山家要略記』の研究は進んでいないとされる。同書は、上述のように、位置づけについても見直しが必要とされてきた。



山王神道の研究としては、以下のものがあげられる。



· 島地大等(しまじ だいとう)「一実神道に就て」

(『教理と史論』 明治書院、1931年)



· 田島徳音(たじま とくおん)「日吉山王神道」

(『神道大辞典』臨川書店、1937年)



· 佐藤真人(さとう まさと)

「山王神道の教理」(『国文学解釈と鑑賞』、1987年9月)



· 菅原信海(すがわら しんかい)

『山王神道の研究』(春秋社、1992年)



· 佐藤真人

「山王神道」(『神道事典』弘文堂、1994年)



· 末木文美士(すえき ふみひこ)

『中世の神と仏』(山川出版社、2003年)



· 水上文義(みずがみ ふみよし)

「山王神道の形成」

(伊藤聡(いとう さとし)編『中世神話と神祇・神道世界』竹林舎、2011年)