山伏 修行体験
山伏は神仏習合の影響が強く残る神社仏閣に所属する僧侶や神職がなることが多いほか、普段は社会人として働く在家の信者が、「講」を組織して修行の時だけ山伏となることも多い。山伏の講の多くは真言宗系当山派の醍醐寺か天台宗系本山派の聖護院(しょうごいん)のどちらかに所属する(他に吉野の、教派神道や単立寺院の山伏などどちらにも属さない場合もある)。羽黒山では毎年9月、希望者が白装束を着て入峰し、断食、滝打ち、火渡り、床堅(とこづめ。坐禅)、忍苦の行(南蛮いぶし)などの活動を通して山伏修行を体験できる。