ヴァーストゥ・シャーストラ
ヴァーストゥ・シャーストラ(サンスクリット:वास्तुशास्त्र, 英語:Vastu Shasta、Vaastu Shastra)は、古代インドで成立した思想・学問。
古代インド発祥のものとしては、ヨーガが主に心身の調整・統一を図る修行法など、アーユルヴェーダが医学・健康法などとして知られているが、ヴァーストゥ・シャーストラには、現代の思想・学問に相当するものとして建築環境工学、都市工学、心理学、脳科学などがある。インドでは住居や寺院の立地、間取り、インテリアの配置などを決定するため伝統的に用いられてきた。いわゆる北枕(きたまくら)の否定といった日常の行動についてもルールがある。
欧米諸国や日本においては、単に「ヴァーストゥ(ツ)」「ヴァストゥ(ツ)」「ワースツ」、あるいは日本では「インド風水」と称される場合も多い。