塔頭 名称


塔頭は本来小院であるため、山号を持たない。その代わりに「~院」「~庵」といった称号をもつ。これらの名称によってその塔頭の来歴をおおよそ分類することができる。(例外もある。)


「~院」…大名家などが、帰依する僧を開祖として創建したもの。


「~寺」…民衆からの浄財によって創建されたもの。


「~庵」…僧の住んでいた庵を塔頭としたもの。ただし真珠庵(しんじゅあん。一休宗純(いっきゅうそうじゅん)を開祖とするのように、実際に居住していた訳ではないが、ゆかりある地に創建されたものも存在する。