入定(にゅうじょう)
入定(にゅうじょう)とは、真言密教の究極的な修行のひとつ。
原義としての「入定」(悟りを得ること)と区別するため、生入定(いきにゅうじょう)という俗称もある。
僧が、生死の境を超え弥勒出世の時まで衆生救済を目的とする。後に、その肉体が即身仏(そくしんぶつ)となって現れるのである。明治期には法律で禁止された。また入定後に肉体が完全に即身仏としてミイラ化するには長い年月を要した為、掘り出されずに埋まったままの即身仏も多数存在するとされる。
ただし、現在では自殺幇助罪に触れるため、事実上不可能になっている。