ニンマ派 他国への影響


ネパールの主な宗教はヒンドゥー教であるが、仏教も存在する。どちらも哲学的な宗教であることから、自らがヒンドゥー教徒であるか仏教徒であるかを意識していない人も多い。ネパールはもともと釈迦の出身地だったこともあり、古くから仏教が存在し、密教も早くから伝わっているが、ニンマ派の影響も見られる。チベット動乱によって、1959年前後から難民とともにチベット仏教が流入したため、ネパール仏教は近年では衰退の傾向にある。