ニンマ派の特徴 九乗
ニンマ派の教義体系には、グル・パドマサンバヴァ以来の「九乗教判」がある。
· 顕教
o 1. 声聞乗
o 2. 縁覚乗
o 3. 菩薩乗(大乗)
· 外タントラ
o 4. クリヤー乗:
本尊成就のために供養や作法等の所作による外的な行為を中心とする。
o 5. ウパ乗:
本尊成就のために供養法や祈願法等、修法の外的・内的行為を用いる。
o 6. ヨーガ乗:
マハームドラーを含む「四印」(大手印・法手印・三昧耶手印・羯磨手印)等を用いる。
· 内タントラ
o 7. マハーヨーガ乗
(粗雑な意識による生起次第・円満次第)
:不浄な顕現を清浄な顕現に変える。
o 8. アヌヨーガ乗
(微細な意識による各次第、風と脈管のヨーガ)
:不浄な感覚を清浄な感覚に変える。
o 9. アティヨーガ乗
(ゾクチェン、意識の流れの遮断・空性の覚醒に留まる)
:テクチューとトガ。