サキャ派 歴史 今日のサキャ派


サキャ派の主流をなすゴル派とツァル派、支流派のゾン派それぞれの教主がチベットから亡命しているため、チベットでこの学派を学ぶのは困難である。



サキャ派の僧は、他派同様に妻帯が許されていないが、教団の長 サキャ座主に限っては、血統を維持するために妻帯が許されている。サキャ派の41代目サキャ座主は、クン氏の血統を保っている。正式名はガワン・クンガー・テクチェン・ペルバル・サンペル・ワンギ・ギェルポであり、1945年にツェタンで生まれた。現在、彼は妻のダクモ・タシ・ラキや2人の息子ラトナ・ヴァジュラ・リンポチェ、ギャナ・ヴァジュラ・リンポチェとともにインドのデヘラードゥーンに住む。長男のラトナ・ヴァジュラ・リンポチェが後継者に定められており、すでにダクモ・ケルデン・ドゥンキと結婚している。