八大地獄及び対応する罪 焦熱(しょうねつ)地獄/炎熱(えんねつ)地獄


殺生、盗み、邪淫、飲酒、妄語、邪見(じゃけん。仏教の教えとは相容れない考えを説き、また実践する)



大叫喚地獄の下に位置し、その10倍の苦を受ける。常に極熱で焼かれ焦げる。赤く熱した鉄板の上で、また鉄串に刺されて、またある者は目・鼻・口・手足などに分解されてそれぞれが炎で焼かれる。この焦熱地獄の炎に比べると、それまでの地獄の炎も雪のように冷たく感じられるほどであり、豆粒ほどの焦熱地獄の火を地上に持って来ただけでも地上の全てが一瞬で焼き尽くされるという。



人間界の1600歳は、他化自在天(たけじざいてん)の一日一夜として、その寿1万6000歳である。その1万6000歳を一日一夜として、この地獄での寿命は1万6000歳という。これは人間界の時間で5京4568兆9600億年に当たる。