金仏壇 サイズ表記
仏壇・仏具の寸法は尺貫法で表される。
仏壇の規模の表し方は、金仏壇では「代(だい)」という単位が用いられる。これは中に掛けられる掛軸の大きさのことを指しており、これが3幅掛けられるだけの内のりがあることを示す(例:50代…50代の掛軸が3枚掛けられるだけの内のりがある)その際の掛軸とは、浄土真宗の本山から取り寄せた掛軸を指す(浄土真宗では本山から取り寄せた掛軸を祀る)。(20代)・30代・50代・70代・100代・120代・150代・200代がある。浄土真宗各派でサイズは多少異なる。各産地により異なるが、具体的には50代で約1尺6寸(約48cm)、70代で約1尺8寸(約52cm)。あくまで内のりであるので、同じ50代でも外寸法は異なる。「代」という単位は浄土真宗に基づくものであり、金仏壇と浄土真宗の繋がりの強さを感じさせる。
これの他に唐木仏壇と同様に外寸寸法表記を用いる地域も多い。戸幅の外寸寸法が用いられる。戸幅とは、扉を閉めた時の扉部分の全体幅である。43-20と言えば、高さが4尺3寸(約130cm)で戸幅2尺(約60cm)である。土地柄によっては戸幅が先で高さが後に表される所もある。あくまで戸幅であるので、同じ43-20でも全体幅・奥行きは異なる。また、ただ20号という場合もある。20号(幅2尺:約60cm、七十代に相当する)。