木魚 楽器として


木魚を楽器としてみれば、一種のスリットドラムである。すなわち、中空の木片の一部にスリットを入れたものである。


乾隆帝(けんりゅうてい)時代のでは民衆音楽に楽器として用いられた。日本でも歌舞伎で用いられることがある。ベトナムでは「モー」と呼ばれ、打楽器として用いられる。第二次世界大戦後には、ジャズやクラシック音楽にも取り入れられ、テンプル・ブロック、チャイニーズ・ブロックともよばれ、2個から5個を一組に使用する場合が多い。 高音で堅く鋭い音色のウッド・ブロックに比べると、木魚は柔らかく響きもふくよかである。


木魚が使用される主な楽曲

テンプル・ブロックもしくはウッド・ブロックで演奏される場合もある。


管弦楽曲

· 青少年のための管弦楽入門



吹奏楽曲

· 朝鮮民謡の主題による変奏曲

· 呪文と踊り




J-POP、その他の音楽

· 明和電機の諸アルバムやシングル

指パッチンの衝撃が、指に取り付けられたセンサーを通じて伝わり、アームの先端に取り付けられたノッカー(明和電機の製作した、電磁石を応用した電動マレット)が動き、同じく先端に取り付けられた木魚を演奏する「パチモク」という楽器を製作し、使用している。


· 魚屋のオッサンの唄(あのねのね

嘉門達夫の持ちネタでもあり、あのねのねと同様に木魚が使われる。


· 國府田マリ子のシングル「夢はひとりみるものじゃない」のイントロで使用されている模様である。