三具足 浄土真宗
浄土真宗において「三具足」は、平時の荘厳作法。
「三具足」は、燭台・花瓶・金香炉(火舎香炉)を指す。燃香用の「土香炉」は含めない。
仏具の形状
浄土真宗では、仏具の形が各宗派で異なる。
燭台
浄土真宗本願寺派では、焼き色をつけた燭台を用いる。
真宗大谷派・真宗仏光寺派・真宗高田派では鶴亀燭台(亀の上に鶴が乗った形)を用いる。各派で形状は異なる。
花瓶
かひんと発音、花立の事。
真宗大谷派用の花瓶は、紋が入った物が正式である。荘厳する際は、鰭(ひれ)を正面に向け、牡丹紋が外側に八藤紋は内側になるように置くのが正式な作法である。