クンバカルナ

クンバカルナKumbhakarṇa, デーヴァナーガリー:कुम्भकर्ण)は、インド叙事詩ラーマーヤナ』に登場する鬼神羅刹ラーヴァナヴィビーシャナシュールパナカーと兄弟。クンバ、ニクンバの父。



ランカー島で最も巨大な体躯の持ち主で、山ほどもあり、口は広大で、肌は黒く、血と脂の臭気を発する。彼の息は強風と変わりなく、怒るとを吐き、その雄たけびは百のほどあったとされる。生き物の創造が無に帰すほどの食欲の持ち主であるため、9か月に1日しか目を覚まさないという呪いをかけられた。ラーマとラーヴァナとの間に戦争が勃発したとき、無理やり目覚めさせられて参戦し、大活躍するが、ラーマに討ち取られた。