仏教 分布
言語圏
伝統的に仏教を信仰してきた諸国、諸民族は、経典の使用言語によって、サンスクリット圏、パーリ語圏、漢訳圏、チベット語圏の4つに大別される。パーリ語圏のみが上座部仏教で、残る各地域は大乗仏教である。
サンスクリット語圏
ネパール、インド(ベンガル仏教、新仏教等)
パーリ語圏
タイ、ビルマ、スリランカ、カンボジア、ラオス等。
漢訳圏
漢民族(中国・台湾)、朝鮮民族(中国東北部・朝鮮など)、日本、ベトナム等。
チベット語圏
チベット系民族(チベット、ブータン、ネパール、インドなどの諸国の沿ヒマラヤ地方に分布)、モンゴル系民族(モンゴル国、中国内蒙古ほか、ロシア連邦ブリヤート共和国やカルムイク人)、ツングース系民族の満州族(中国東北部など)、トゥルク系民族のトゥヴァ人(ロシア連邦トゥヴァ共和国)など。