仏教 縁起(えんぎ)
以下因果に基づき苦のメカニズムを整理された十二支縁起(じゅうにしえんぎ)を示す。
1 無明(むみょう。現象が無我であることを知らない根源的無知)
2 行(ぎょう。潜在的形成力)
3 識(しき。識別作用)
4 名色(心身)
5 六入(六感覚器官)
6 触(接触)
7 受(感受作用)
8 愛(渇愛)
9 取(執着)
10 有(存在)
11 生(出生)
12 老死(老いと死)
これはなぜ「生老病死」という苦のもとで生きているのかの由来を示すと同時に、「無明」という条件を破壊することにより「生老病死」がなくなるという涅槃に至る因果を示している。