ムユウジュ
ムユウジュ(無憂樹・無憂華、無憂花、Saraca asoca、シノニムSaraca indica)とはマメ科(ジャケツイバラ科)サラカ属(アショカノキ属)の常緑小高木。または落葉中木。別名に阿輸迦の木(アソカノキ、アショーカノキ)、阿輸迦樹(アショーカジュ)、英名はAsoka tree, Sorrowless tree。
仏教三大聖樹(仏教三霊樹)のひとつ。
分布
インドから東南アジアにかけて広く分布。
特徴
花色は黄色 - 赤橙色の房状の集合花で円錐花序(えんすいかじょ)、樹皮は薬用になる。花弁は退化しており、鮮やかな萼(がく)が花のように見える。花後は大きな豆の鞘をつけ、ソラマメ大の種子が出来る。
用途は街路樹のほか、建築や家具用に使われる。
耐寒性がないので、日本では温室栽培される。
仏教三大聖樹
§ 無憂樹(ムユウジュ。マメ科):釈迦が生まれた所にあった木
§ 印度菩提樹(インドボダイジュ。クワ科)釈迦が悟りを開いた所にあった木
§ 沙羅双樹(サラソウジュ。フタバガキ科):釈迦が亡くなった所にあった木
縁起樹
インドでは乙女の恋心をかなえる木、また、出産、誕生・結婚にかかわる「幸福の木」として愛好されている。