修正会(しゅしょうえ)



修正会(しゅしょうえ)とは、仏教寺院において毎年1月に行われる法会(ほうえ)。修正月会ともいう。



この法会は、前年を反省して悪を正し、新年の国家安泰、五穀豊穣などを祈願するものである。期間は基本的に7日間であるが、寺院などによって期間が異なる。追儺式(ついなしき)として鬼追式などが行われる。



歴史

日本においては、759年天平宝字3年)以前から官立の大寺院などで吉祥天本尊とする悔過会が行われており、767年神護景雲(じんごけいうん)元年)からは国分寺において吉祥天悔過会が行われるようになった。平安時代に入ると、827年天長(てんちょう)4年)平安京東寺(とうじ)西寺(さいじ、にしでら)において薬師如来を本尊とする悔過会が行われるようになった。