石灯籠の部分名称
上からの部分名称
宝珠(ほうじゅ、擬宝珠(ぎぼし、ぎぼうしゅ))
笠の頂上に載る玉ねぎ状のもの。
笠(かさ)
火袋の屋根になる部分。六角形や四角形が主流であるが雪見型の円形などもある。多角形の場合は宝珠の下部分から角部分に向かって線が伸び、突端にわらび手という装飾が施されることもある。
火袋(ひぶくろ)
灯火が入る部分で灯籠の主役部分である。この部分だけは省略することができない。装飾目的の場合は火をともすことは無いが、実用性が求められる場合には火や電気等により明りがともされる。
中台(ちゅうだい)
火袋を支える部分で最下部の基礎と対照的な形をとる。蓮弁(れんべん)や格狭間(こうざま)という装飾を施すことがある。
竿(さお)
もっとも長い柱の部分。雪見型に代表される背の低い灯籠ではよく省略される。円筒状が一般的であるが、四角形、六角形、八角形のものも見られる。節(ふし、せつ)と呼ばれる装飾がよく用いられる。
基礎
最下部の足となる部分である。六角形や円形が主流。雪見型灯籠などでは3本や4本の足で構成される。