天竺五精舎(てんじくごしょうじゃ)②
『大智度論』3では、以下の場所を挙げる。
· 鞞婆羅跋恕 (Vaibhaara-vana)
· 薩多般那求呵(Saptaparnaguhaa、南山石室)
· 因陀羅勢羅求呵 (Indrasailaguhaa)
· 薩簸恕魂直迦鉢婆羅 (Sarpiskundika-paavara)
· 耆闍崛 (Grdhrakuuta)
なお、五精舎あるいは五山の名称には差異があり、以下の5つをいう場合もある。
· 竹林精舎
· 祇園精舎
· 大林精舎
· 誓多林精舎(せいたりん)
· 那蘭陀寺(ナーランダ) - マガダ国にあった寺院。なお、これは釈迦の死後に建てられた寺院である。
上記の5つを五精舎と呼ぶ場合も多い。ただし「誓多林」は「逝多林」とも書き、Jeta(ジェータ)太子が所有していた林園に建てられた祇園精舎のことをいい、これでは4つになってしまうので五精舎にはならない。
この他には、
· 鹿苑(鹿野苑、ろくやおん)
· 祇園
· 大林
· 竹林
· 那蘭陀
を挙げる場合もある。(鹿苑ではなく鹿子母(ろくしも)講堂を充てる場合もある。)