無量寿経(むりょうじゅきょう)
『無量寿経』(むりょうじゅきょう)は、大乗仏教の経典の一つ。 原題は『スカーヴ
ァティーヴューハ』(サンスクリット:Sukhāvatīvyūha)で、「極楽の荘厳」という意
味である。サンスクリットでは同タイトルの『阿弥陀経』と区別して、『大スカーヴァ
ティーヴューハ』とも呼ぶ。
サンスクリット原典、チベット語訳、漢訳が現存する。 日本では特記が無い限り『無量寿経』というと、康僧鎧(こう そうがい)の訳とされる『仏説無量寿経』の事をさす。
漢訳
漢訳は、12訳あったといわれ、現在に伝わっているものとして、5つの訳本が現存し、7つの訳本は、欠本になっている。五存七欠十二訳と呼ばれる。現存するうち、「漢訳」・「呉訳」・「魏訳」の訳者に関しては諸説ある。