寿老人(じゅろうじん)



寿老人(じゅろうじん)は道教神仙しんせん)。中国の伝説上の人物。南極老人星(カノープス)の化身とされる。七福神の一柱。



真言サンスクリット)は、「オン バザラユセイ ソワカ」(普賢菩薩の延命呪と同じ)。

を好み頭の長い長寿の神とされる。日本では七福神として知られているが、福禄寿(ふくろくじゅ)はこの寿老人と同一神と考えられていることから、七福神から外されたこともあり、その場合は猩猩(しょうじょう)が入る。寿老人は不死の霊薬(れいやく)を含んでいる瓢箪(ひょうたん)を運び、長寿と自然との調和のシンボルである牡鹿(おじか)を従えている。手には、これも長寿のシンボルである不老長寿のを持っている。